
早速ですが、今回はコンクリートの劣化と剥離についてです。
上部の写真は沖縄の住宅で、最も主流な鉄筋コンクリート造住宅でよく見られるコンクリートの劣化・剥離現象の一つです。
サポートホームに皆様から寄せられる、ご相談のなかでも多い内容なので興味がある方も結構多いんじゃないでしょうか?
コンクリートの劣化には様々な、要因が考えられています。
例えばアルカリ反応と凍害による劣化・中性化による劣化・鉄筋の腐食と錆・塩酸化・塩害などコンクリートの内部から発症する原因等、
いろいろな要因が重なります。
その中でも、上部写真 中央部の様なコンクリート劣化・剥離症状は主に
鉄筋の腐食と錆が原因と考えられます。
鉄筋の腐食と錆とは?コンクリート中の鉄筋が錆びると、元の体積の約2.5倍にまで膨張してその膨張圧によりコンクリートに
「ひび割れ」が発生します。ひび割れは、鉄筋に酸素や水分が供給されるので更に腐食が進行して
酷い場合にはコンクリートが剥離したり鉄筋が破断する恐れもあります。鉄筋の錆びや腐食する度合いは、コンクリートの品質・鉄筋のかぶり厚さ
ひび割れの有無・などによって大きく異なります。
また、コンクリートの劣化・剥離が多く発生しやすい場所が屋上スラブコンクリート・庇・軒裏など高所が多いので
剥離した、コンクリートが落下するので大変危険です。
この記事を、お読みになっている皆様を驚かしている訳ではありません。
実際、過去に何度も新聞・テレビ等でコンクリート劣化・剥離による事故寸前の報道が結構あります。
そうならない為にも、上記症状が見られる場合はより一層普段のメンテナンスを心がけましょう。
今回は、長々とちょっと怖い話でどうもすいませんでした。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。


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