今回ご紹介するのは、実際にリフォーム施工中のご家庭であった事です。
築30年ほど経過した住宅で、内装材も傷んできたのでリフォームを
家主様から、私達サポートホームに依頼して頂きました。
おもな工事内容としては、二階建ての住宅の一階部分を床をのぞいて
壁・天井をすべての居室で構造材から取り替えて
浴室をバリアフリーリフォームする工事内容でした。
工事も順調に進行して、既設の壁・天井を解体撤去している時に
それはおきました・・・。
職人A 「解体作業中から、かすかに異臭を感じていました。」
職人B 「いゃぁ~、やぶ蚊が多いなと思っていました。」
職人C 「今回は床を張り替えない工事だったので、発見できてよかった
気付かずにいたらと思うと、恐怖です!」
既設の床の間を、収納と棚にする為に一部床を解体した時でした。
床材を剥がした瞬間!
床下から、やぶ蚊が多数モワァ~ンと飛び出してきました。
同時に鼻に付く異臭!
「うわぁ!」っと、思わず職人Aものけぞる程の状況でした。
床下を確認すると・・・
床下状況1

床下は一面に水が溜まっていました!
増改築相談員の指示の下、大至急 水中ポンプにて
溜まっている水を汲みあげて床下を確認しました。
床下状況2

奥まで水が溜まっているのが確認できました。
状況からして水が一番多い時には、床下の1/3程度浸水していた模様。
家主様に状況をお伝えして、水が溜まっている原因に
思い当たる事はないですか?とお聞きしましたが
「特にない。」との事でした。
早速、原因を究明するために床下に潜入すると!
あっさり、原因を発見できました。

なんと!原因はキッチンシンクに配管されているはずの
排水ホースが抜け落ちて、日常的に使用している洗い物などの
生活排水が床下に流れ込んでいるのでした。
床下浸水原因

上部画像の赤い丸で囲われているのが、抜け落ちた排水ホース。
下のほうには、洗いもので使用した洗剤の泡も確認できます。
状況からおそらく半年から1年程度の期間
床下には生活排水が溜まっていたと思われます。
この機会に発見・処理できて本当に良かったと思います。
もちろん、すべて溜まっていた水を汲み出し
床下に送風機を投入して乾燥させて
キレイに掃除をおこないました。
気付か無ければと思うと、ゾッとしますね!
しかし、今回のケースは特別ではありません。
リフォーム工事期間中に発見される、住まいの不具合は
結構多いですよ!
普段、隠れていて目にする事ができない場所なので
天井裏・床下などは、雨漏れ・水漏れ・浸水などが
発見されやすいです。
工事期間に発見された不具合は、放置せずに適切な処理を施し
可能であれば、不具合をチェックできるように
点検口の設置をオススメします!
以上。
「床下の恐怖・・・(笑)」 あなたの家はだいじょうぶ??


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